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昔の自分の作品を読んだら泣いちゃったっていうおはなし

ばかのひです。

ビジネスバッグをリュックに変えました。楽です。

 

最近ツイッタで「平成も終わるので自分の代表作品をアップする云々」というのが流行っているようです。
作家さんなどが過去の作品をアップしているのですが、私も羨ましくなり自分の作品をあさってみました。

まあ東方創想話かなと自分の作品を振り返っていたのですが、過去作を読んだら何か妙に感動してしまったのでブログに書いてやろうという次第です。

その作品が「そういえば満腹食堂」というものです。
読んでいない人は読んでください。
今読むとまだまだな所があるんですが、結構いい出来だと今なら言えるのです。(変な日本語)

読んだ方は「続きを読む」から。

JUGEMテーマ:同人誌


●まず
私は基本的に格好が悪いことが嫌いなので、自分の過去の作品を名残惜しく語るなんてことはあまりしません。
そんな私がなぜこの記事を書いたかというと、過去の作品を読んである新しいことに気づいたからです。
創想話が今も読まれ続けるサイトだから気づけたのかもしれません。
もう最初に言ってしまいますが「感想がついたことでこの作品は完成した」と思いました。

私は今回、この作品を読み返すときに感想から読んで本文を読みました。
それが「完成した」と気づくきっかけになりました。

●コメントを振り返る
一個目のコメント「何が主題だったかわからない」が付いたときにああやっぱりなと思いました。
だって私もそうだったから。
確実に良いものが書けた、でもどこをおすすめすればわからない。
面白いんだけど、自分の好みなんだけど、何を含んでるんだ、何が潜んでるんだ。
この作品を書き終えて、推敲した自分自身の感想です。
それをもう、わからないままえいやっと投げてしまいました。
そしてこの感想。そうだよなあ、って思いました。

そうして三個目のコメント、仲村アペンドさん。
彼は文字と絵を両立させているすごい方で、その作品も面白いです。
そんな方に何かが伝わってくれました。嬉しい。100点いえーい。
それからきっかけとなった図書屋さんにはじまり、様々な方が嬉しい感想を投げてくれました。
私はこれを全部読んでからこの作品を、何ヶ月かぶりに読み返しました。

実は聴く小説『くさのねのあのね』の時に台本形式で書き直しているのでそんなに久しぶりじゃないんですけど、小説形式で読んだのは久しぶりです。
そうしたら感動したんです。自分の作品なのにね。びっくり。

●それはね
「あそこはいい店だった」
この台詞は二回出てきますが、一回目のミスティアの台詞で感動しました。藍に言ったときですね。
結構新鮮な気持ちで読んでいたので、展開は覚えていたけど台詞なんかは忘れていました。
あのときのミスティアが放ったのは完全に蛇足、というよりも余計な一言です。
それをわざわざ言うなんて、完全にあの店主に心を動かされています。
妖怪なのに。人間なんてささいな存在なのに。
別に藍にだって特別な思いはありません。本当に「そういえば」と冒頭に言ったから出てきた言葉なんです。
これ、よく言わせたなと思いました。
この台詞を出すために私はこの作品を書いたんじゃないんでしょうか。
その後は「そういえば」の意味の説明です。伏線というか、ミスティアの思考の完結。
これで締め。普通に面白かったです。

●なぜこう思えたか
感想を読んだからです。
すごいですね、感想を書く人。
「人より長い妖怪の生」
「思い出す度に、その時の気持ちと、その時から今までの時間の流れを感じ」
「妖怪と人間の時間間隔の違い」
「日常の一部がいつの間にか失われていたたような寂寥感」
あとはそういえば、そうだったと残してくれる人等など。
これら全て、自分が書いてるときに考えていたか? いやいやきっと考えてないです。
でもこんな感想を頂いてから作品を読むと、それはこの作品の一部として機能している気がするんです。
多分今の状態が「そういえば満腹食堂」の完成形です。
すみません、これを言いたいがための記事だったんですが長くなりましたね。

まとめると
自分の作品が他人の感想によって、よりダイレクトに作者の自分に伝わった。
これだけです。
自分が書いたのはこれだったんですね。
こんなこともあるのかって、すごく良い経験になりました。

●おしまい
以上が言いたかったことです。
作品が一人で歩いて、いいところで落ち着いてくれました。
これは皆さんの感想ありきだと思います。
私はこれでも小説、というよりも最近はシナリオ方面でそこそこ勉強したり経験を積んでます。
確実にこの作品を書いたときよりは成長してると思うのですが、それでも得られるものはありました。

衝撃的です。
なのでまたこういうことをやるかもしれません。

最後に、こんなブログを読んでくれるのは稀有でコアな方々だと思うので
私が最近大事にしているお話の作り方、名言めいたものをおいておきます。

「作品の面白さはわかりやすさで決まる。
ただし、わかりやすさのものさしは人によって全く違う」

だから作家はその具合を調整するのに一番労力をかけるのが良いなじゃないかなと思います。
これからの作品はそれを意識していきますので、何か感じてくれたら作者冥利に尽きるというわけです。

おしまい!
ここまで読んでくれてありがとね。
ではまた次の記事で。

●おまけ
乙子さんの感想「そういえば、もう秋なんですね」がとても綺麗で好きです。

 

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